【第17話】目の前の仕事だけでは成果は伸びない。最高評価者は仕事全体を先に設計していた

会社員として結果を出す
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 前回の記事では、最高評価を取り続ける人たちは、空いた時間を新しい仕事で埋めず、予定外を吸収する「余白」を先に確保していることを知りました。

(※前回の記事はこちら→『仕事が早い人ほど予定を詰め込まない。最高評価者は「余白」を先に確保していた。』)

私はそれから、予定表に30分の「調整時間」を残すようになりました。

  • 急な電話が入れば対応する。
  • 予定が遅れれば、そこで元へ戻す。

たった30分でしたが、1日の予定は以前より崩れにくくなりました。

「ようやく、仕事を安定して回せるようになった」

そう思っていたのです。

しかし……。

予定どおり仕事は終わっている。

それなのに、なぜか本当に進めたい仕事は、前へ進んでいない気がしました。

終わった仕事は増えた。それなのに、何も進んでいなかった

ある日の朝。

パソコンを開くと、受信箱には新しいメール。

机の上には、確認を待つ資料。

予定表には、会議と報告物の締切が並んでいました。

私はコーヒーを一口飲み、目についた仕事から取りかかりました。

  • メールを返信する。
  • 頼まれた数字を確認する。
  • 資料を修正する。

一つ終わるたび、予定表へチェックをつけていきます。

「今日は、いつもよりかなり進んでいるな」

そんな達成感がありました。

  • 午後になっても、メールが届けばすぐに返す。
  • 誰かに頼まれれば、今の仕事を止めて対応する。
  • 短時間で終わりそうなものは、先に片づける。

私は朝から、ずっと動き続けていました。

それなのに、ふと時計を見ると、もう夕方でした。

夕方のひと言で、今日一日が空っぽになった…。

上司が私の席の横で足を止めました。

「そういえば、例の改善案、今週中に形になりそう?」

マウスを動かしていた指が、ぴたりと止まりました。

数週間前から、重要だと分かっていた仕事です。

しかし、目の前の細かな仕事を処理することばかりに気を取られ、まとまった時間を一度も取れていませんでした。

「すみません。細かな対応が重なっていて、まだ6割くらいです」

上司は、

「分かった。できるところまで進めておいて」

と言い、席を離れました。

周囲から、椅子を引く音が聞こえ始めます。

予定表を見ると、いくつものチェックがついていました。

  • メールも返した。
  • 資料も直した。
  • 頼まれた仕事も終わらせた。

今日一日、決してサボってはいません。

それなのに、本当に進めるべき仕事は、朝とほとんど変わらない状態で画面に残っていました。

次に来た仕事を処理する。

終わったら、また次へ進む。

私は仕事を進めているのではなく、目の前に現れたものへ反応し続けていただけなのかもしれません。

「今日、俺は何の仕事を進めたんだろう……」

最高評価者は、朝から仕事を始めてはいなかった。

翌朝。

最高評価者の机の上をふと見ると、何枚もの付箋と資料が並んでいました。

  • 今週の締切。
  • 途中まで進んでいる仕事。
  • これから始める仕事。

しかし、本人はまだパソコンで作業を始めていません。

私は不思議に思い、聞きました。

「朝から何を見ているんですか?」

最高評価者は、机の上を指さしました。

「今日何をやるか決める前に、今ある仕事を全部見て確認しているんです」

「でも、どれもやらないといけない仕事ですよね?」

最高評価者は、一枚の付箋を指しました。

「これは、今日やらなくても困らない仕事」

次の一枚。

「これは、私が全部やらなくてもいい。みんなで手分けして進める仕事」

そして、中央に置かれた資料を指しました。

「でも、これは先に時間を取らないと、また後回しになる仕事です」

私は昨日の自分を思い出しました。

目についた仕事。

頼まれた仕事。

すぐに終わりそうな仕事。

私は、それらへ順番に反応していました。

でも、最高評価者は違いました。

何の仕事に時間を使うかを決めるまで、仕事を始めていなかったのです。

目の前から片づけるほど、大事な仕事が遠ざかっていた

私は、仕事ができる人とは、処理速度が速い人だと思っていました。

  • 頼まれた仕事を早く終わらせる。
  • メールへすぐ返信する。
  • 目の前の仕事を次々と片づける。

でも、どれだけ速く処理しても、成果につながらない仕事へ時間を使っていれば、重要な仕事は進みません。

最高評価者は、仕事が来た順番で時間を使っていませんでした。

  • 成果へ直結する仕事。
  • 誰かに相談できる仕事。
  • 後でよい仕事。
  • 今はやらなくても影響の少ない仕事。

これらを一度すべて並べて、

「今日は何を終わらせるか」

ではなく、

「今日は何へ時間を使うか」

を決めていたのです。

優先順位を決めるだけではありません。

限られた一日の時間を、どの仕事へ配分するのかまで、先に決めていました。

最高評価者は、目の前の仕事を速く処理していたのではありません。

仕事に手をつける前に、抱えている仕事全体を見渡し、自分の時間をどこへ使うのかを先に設計していたのです。

机の上に仕事を並べた瞬間、やらなくてよい仕事が見えた!

その日の夕方。

私は、自分が抱えている仕事をノートへすべて書き出しました。

  • メールの返信。
  • 資料の修正。
  • 数字の確認。
  • 会議の準備。
  • 何度も後回しにしていた改善案。

頭の中にあるときは、すべて急いでやるべき仕事に見えていました。

しかし、並べてみると、まったく違いました。

細かな確認は、午後でもいい。

急ぎだと思っていた資料修正は、確認すると締切が来週でした。

自分で抱えていた作業の一部は、関係者へ相談できます。

そして改善案は、先に時間を取らなければ、来週も進みません。

翌朝。

私はメールを開く前に、午前中の1時間を改善案へ使いました。

途中で、受信箱が何度か光ります。

少し気になりましたが、画面へ視線を戻しました。

昨日まで頭の片隅にしかなかった改善案が、1行ずつ形になっていきます。

数日後、途中まで完成した資料を上司へ見せました。

「お、ここまで考えてくれたんだ」

上司はページをめくりながら続けます。

「これなら、次の会議で提案できそうだ」

その言葉を聞いて、私はようやく分かりました。

仕事が速くなったわけではありません。

やる仕事を増やしたわけでもありません。

何に時間を使うのかを、自分で決めただけでした。

今日から実践!目の前の仕事を離れて、全体を見渡す。

今抱えている仕事を、一度すべて書き出してみてください。

紙でもノートでも構いません。

きれいに分類する必要もありません。

そして、すべてを眺めながら、一つだけ決めてください。

「今週、自分の時間を最も使うべき仕事はどれか?」

それだけで、

  • 今すぐやらなくてよい仕事。
  • 誰かへ確認した方がよい仕事。
  • 惰性で続けている仕事。
  • 本当は、先に時間を取るべき仕事。

これらが見え始めます。

目の前に来たものへ反応するのをやめ、一度すべてを並べてみる。

やるべきことを増やすのではありません。

何に時間を使うかを、自分で選ぶのです。

まずは、今週もっとも時間を使う仕事を一つだけ決めてみてください。

それだけで、同じ一日でも、進む方向が変わり始めます。

次回予告:仕事を設計した。それでも、予定は思いどおりに動かなかった…。

仕事全体を見るようになってから、進みが悪かった仕事が、少しずつ形になり始めました。

「これなら、もっと成果を伸ばせるはずだ」

そんな手応えも感じていました。

しかし……。

仕事全体を並べ、進める順番を決めても、現実はそのとおりには動きません。

  • 関係者の予定が変わる。
  • 必要な資料が届かない。
  • 思った以上に時間がかかる。

ある日、私は朝につくった予定表を見つめていました。

赤い修正が、いくつも入っています。

「全体は見えるようになった。でも、どうして計画どおりに進まないんだろう……」

仕事を設計することと、その設計を現実の中で動かすことは、同じではありませんでした。

私はまた、新しい壁の前に立つことになります。

次回は、

『計画を立てただけでは仕事は進まない。最高評価者は「途中」で現在地を確認していた』

をお届けします。

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☆★3児のパパ・40代・会社員★☆

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「時間がない40代でも、会社に頼らず人生は変えられる!」

いつものように仕事が終わって家に帰る。

子どもと遊びたいし、家族との時間も大切にしたい。

でも現実は・・・

仕事、家事、育児に追われて気づけば一日が終わる。

給料はなかなか増えない・・・

将来への不安は減らない・・・

自由な時間もほとんどない・・・

そして、ふと考える。

「このまま定年まで働き続けるしかないのだろうか?」

実は、私も同じでした。

3人の子どもを育てながら働く普通の40代会社員

特別な才能も資格もありません。

人より優秀だったわけでもありません。

むしろ、

時短勤務になり、普通勤務である周りの人よりも年間20日以上も少ない勤務時間になったことで、

「もう評価も年収も上がらないだろう・・・」

と思っていました。

でも結果は違いました。

時短勤務でありながら、

5年連続で人事評価の最高評価を獲得!

しかし、私はまだゴールに到達したわけではありません。

会社依存から完全に抜け出したわけでもありません。

だからこそ、

同じように悩む40代会社員の方と一緒に学び、

一緒に成長し、

一緒に人生を変えていきたいと思っています。

もしあなたが今、

「時間がない・・・」
「年収が上がらない・・・」
「将来が不安・・・」

と感じているなら、

このブログが少しでも力になれるかもしれません。

これからどんどんできる限り皆さんの役に立つ記事を更新していくので

コーヒーでも飲みながら、気軽な気持ちで読んでみてください!

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